ボンジョルノ。Twitterとか見てると、『#RTされた数だけ好きなものを3つあげる』みたいなハッシュタグをよく目にします。「......ていうかそれ、3つじゃないやんけ!」とモニターに向かって思わずつっこみたいところですが、そっとしておきましょう。ちなみに私の好きなもの3つは、小説とアニメとゲーム! 『君の名は。』もやっとレンタルで見れました! 聖地巡礼とかしちゃいましょうかね。ぐふふ。
あ、「なんだよ、その筋トレと全然関係ないオタクなラインナップ」と、今週もとなりにいる筋次郎が、冷たい目で見ています。いいじゃんか。そういう君の好きな3つはなんなのさ。
え? 何? ペクトラル・メジャーと、ラティシマス・ドルシと、グルータス・マキシマス?
......案の定だけど、全部筋肉じゃん。しかもわざわざカッコつけて英語にしてるし。素直に大胸筋と広背筋と大殿筋って言いなさいってば。ついでに言えば、全部メジャーな大筋群だし。ベタだなあ、もう。
まあ私と筋次郎の偏った趣味はさておき、じつはエクササイズにも、おすすめの3つがあるんです。その名もずばり、「ビッグ3」! トレーニングにおける基本ですしエクササイズ自体もよく知られたものなので、この機会に是非覚えておいてくださいませ。その3つとは、
・スクワット
・ベンチプレス
・デッドリフト
です。ね? どれも有名でしょ? 『"筋"曜どうでしょう』でも、すでにスクワットとベンチプレスはご紹介済みなので、今回は満を持して最後の砦、デッドリフト先生をピックアップします。
動画は、こちら!
ついでにもう一丁!
......あれ......ベンチプレスでも似たような光景を見た記憶が......。しかも2つ目なんて、「SEXY HUMAN DEADLIFT」ですよ。なんですか、そのわかりやすいネーミング。いや、たしかにちょっとセクスィーですけど。
動画のおねーさんたちは人間でやってますけど、もちろんバーベルやダンベルでやるのが普通です。床に置いたそれらを、腰ではなくて下半身で床をぐっと押しながらしっかり持ち上げましょう。
コツとしては、
・背中~腰を丸めず、胸を張った姿勢を維持する。
・下半身をしっかり使う
・バーベルやダンベルが身体のすぐそばを通るように
といったところです。
高重量を猫背のまま行なったりすると、腰を痛めますから気をつけましょう。逆に言えば、正しいデッドリフトを身につければぎっくり腰予防にもなるので、そういった点でもおススメです。
「スクワットと何がちがうの?」とよく聞かれますけど、簡単に言うと「スクワットよりも背中を使う」ことや、「股関節の伸展をより意識しやすい」ことなんかが挙げられます。床から重りを持ち上げるだけなので、安全性が高いのも隠れたメリットですね。
ちなみに名前の由来は、戦時中に遺体を持ち上げるときの格好だから、とか、床の上で動かない重り=デッドウェイトを持ち上げるから、とかの説があるそうです。
何はともあれ、スクワットにプラスしてやっておくと色々いいことがありますよ。夫婦やカップルで動画みたいにヒューマン・デッドリフトすれば、スキンシップにも......って、おい、筋次郎、なんだよ!その顔。まさか、私でヒューマン・デッドリフト――うわ、おい、やめ......。
で、ではまた次回。チャオ。
コメント:
ベンチプレス、スクワットとならび、エクササイズの「ビッグ3」に数えられる超メジャー種目です。重いものを持ち上げるフォームが身につくので、じつはぎっくり腰予防にも効果的!
強化部位:
大腿四頭筋(大腿直筋、外側広筋、中間広筋、内側広筋)
、大殿筋、脊柱起立筋(腸肋筋、最長筋、棘筋)
*筋肉動画図鑑で一つひとつの筋肉を詳しく見ることができます。
<プロフィール>
伊藤謙治(いとう けんじ)
F Fintess Support(www.f-fit.net/)代表。
トレーニングコーチとして現場指導に当たる他、専門誌ライターとしても活動中。CSCS,JATI-ATI。