内藤隆の「筋トレのツボ!」

内藤隆の「筋トレのツボ!」

第12回「<実践編>効果的なクールダウンのやり方」

≪撮影協力:銀座健康倶楽部


 全12回の連載の最終号となりました。トレーニングを締めくくる「クールダウン」で本連載も締めくくりたいと思います!

 クールダウンは、メイントレーニング直後に行う活動で、反動をつけない静的ストレッチや短時間のウォーキングなどが用いられます。スポーツ選手がよく行っているアイシングもクールダウンのひとつと言えます。

 クールダウンを行う利点として、(1)メイントレーニングの疲労回復が促進される、(2)筋肉が温まった状態にあるのでストレッチ効果(柔軟性向上)が得られやすい、ことが挙げられます。クールダウンは、「ついで」ではなく、トレーニング終盤の大切なパートであると捉え、必ず実施しましょう。

 Vol.7の「ウォーミングアップ」の回で記載したとおり、私が実施しているパーソナルトレーニング(60分間の場合)の基本的な時間配分は、「ウォームアップ6分、メイントレーニング(筋トレ+有酸素運動)45分、クールダウン(ストレッチ等)9分」です。クールダウンには全体の15%程度の時間を充て、全身のストレッチや筋肉をさすってほぐすことを行っています。

 今回は、メイントレーニング後に行う、ひとりでできる効果的な全身ストレッチのやり方を紹介します。ぜひ参考にしていただき、実践してみてください。

☆ツボ☆
筋温が上がっているメイントレーニング直後は、疲労回復促進と柔軟性向上のゴールデンタイム。フェイスタオルも活用し、全身をバランスよくストレッチしましょう。
特に硬い箇所は、筋肉の「緊張-弛緩テクニック」を用いて効果的に柔軟性を高めましょう!

【クールダウンの全身ストレッチ】
☆詳しいやり方は、動画をご覧ください。タオルを使った効果的なストレッチも紹介しています。


 最後に、これまで本コーナーをお読みいただいた読者の皆様に心より感謝申し上げます。今後、皆様がより良いトレーニングライフを送られることを応援しています。また、お会いできる日を楽しみにしております。

<プロフィール>

内藤 隆(ないとう たかし)

幼児からシニア、初心者からアスリートまで、これまで10,000名以上に運動指導を経験。理論と実践が融合した分かりやすい指導に定評がある。パーソナルトレーナーとして活躍する一方、フィットネスジムのプロトレーナー/プロスタッフ育成、企業における社員の健康増進支援にも数多く携わっている。
・株式会社CSUP 代表取締役
・パーソナルジム「オーワン銀座」代表
・修士(スポーツ科学)、健康運動指導士
・早稲田大学エルダリーヘルス研究所 招聘研究員
・WASEDAウェルネスネットワーク 会員
・明治大学サービス創新研究所 客員研究員

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