“筋”曜どうでしょう

“筋”曜どうでしょう

第4回 いつでもどこでも、誰とでも!?

 ボンジョルノ。まだまだ夏は続きます。暑いです。私も筋次郎も、服を脱ぎたくてしかたありません。……って筋次郎、最初から服着てないじゃん。よく考えたらこれって、犯罪なんじゃ……。でも服を着てたら「筋」次郎じゃなくて、「シャツ次郎」とか「パン(ツ)次郎」になってしまい、彼のアイデンティティが微妙な感じになってしまうので、そっとしておきましょう。
 そんなこんなで筋次郎は今日も頑張っていますので、ゆるキャラやマスコットをお探しの自治体や企業の皆様、出演・イベントコラボ等のお問い合わせは、有限会社ラウンドフラットまでお気軽にどうぞ???

 筋次郎の営業はさておき、今回もきちっとエクササイズをご紹介いたします。暑い日が続くということで、ビーチやプールサイドで美しいフォームで行なえば大人気(?)の、あのメジャーな筋トレ種目をチョイスしてみました。どうぞ!

世界の筋トレ
 そうです。今回は、誰もが人生において一度は体験する(しますよね?)、腕立て伏せ=「プッシュアップ」です。
 このプッシュアップ、みんなが知っているエクササイズだし、腕を狭くしたり足を上げたりしながらやったことだってあるかもしれませんが、動画のようにそれ以上……というかやり過ぎちゃってる感のあるバリエーションも沢山存在します。なんせ、動画のタイトル自体が『Crazy Extreme Push Ups』です。“クレイジー”な“エクストリーム”ですよ、奥さん。日本語にしたら、放送禁止用語です。あたしゃ実際に、この中の『Superman X-jump』なるものにトライして、「これ考えた人、おかしい!」って叫んだほどです。
 とはいえ、スーパーマンだって普段はクラーク・ケントです。地味で真面目な新聞記者です。プッシュアップもおなじです。地味で真面目な基本が大事。その上で、いざというときになったら電話ボックスで着替え……もとい、変身すればいいんです。
 というわけで、プッシュアップの基本フォームをまずはおさらいしてみましょう。

 ・手のポジションは、肩の下あたりに
 ・体幹をまっすぐ(これ、大事)
 ・まっすぐな身体を保ったまま、上下させる

といったところがポイントです。これにより、メインで動く大胸筋や上腕三頭筋だけでなく、体幹を維持する腹横筋や脊柱周辺の筋群もしっかり働いてくれます。トレーナーさんの間では、上半身のエクササイズでもあるけれど、「プッシュアップ=体幹のエクササイズ」っていう認識の方も多いみたいですよ。トレーニング初心者や筋力の弱い女性などは、動画のように膝をつくところから初めてももちろんOK。
 
 これらを踏まえて、海やプールでひと泳ぎしたあと、「ちょっとクールダウンするか」なんて言いながら、美しいフォームでガシガシやって見せれば、「素敵な体幹! 胸にSって書いて、あたしを背中に乗せて空飛んで!♡」みたいな逆ナンパがあるかもしれません。保証はしませんが。
 では、皆様も引き続き熱中症にお気をつけて。チャオ。


プッシュアップをやってみよう!  誰もがやったことはありますが、しっかりしたフォームでできる人は意外に少ないのが、腕立て伏せ、すなわちプッシュアップ。トレーニング愛好家としての育ちがわかります。いや、ホントに!

 強化部位:
 大胸筋上腕三頭筋
 *筋肉動画図鑑で一つひとつの筋肉を詳しく見ることができます。

 これだけは押さえる!ワンポイント:
 ・腰は真っ直ぐにし、反らさない。
 ・体を下すときは肩甲骨を内転させる。
 ・体を下すときに息を吸い、体を上げるときに息を吐く。


<プロフィール>

伊藤謙治(いとう けんじ)

F Fintess Support(www.f-fit.net/)代表。
トレーニングコーチとして現場指導に当たる他、専門誌ライターとしても活動中。CSCS,JATI-ATI。


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