ピラティス動画図鑑

サイド・キック・ニーリング(上級エクササイズ)

エクササイズの目的

 ニーリングとは、膝立ち姿勢を意味します。初級で紹介した「サイド・キック」を膝立ち姿勢で行います。床との接地面が2点、膝と手の平のみで行いますので非常に不安定です。そんな不安定な状態で腿の付根(股関節)が大きく動きます。体幹力が試されるエクササイズです。

エクササイズの効果

 美尻メイクやウエストシェイプにもってこいのエクササイズです♪また、キック動作がはいるので、腰痛予防や足のむくみ予防にぴったりのエクササイズです。しかし、上級のエクササイズです!スタートポジションに入るまでに、じゅうぶん準備をして行いましょう。

スタビリティ(安定力)

 最も重要なのは、キック動作する脚と反対側の腿の付根(股関節)です。具体的に、床に対して垂直方向に腿の骨が立ち、その上で骨盤や胴体が固まった状態ではなく、キック動作に合わせて安定し続けます。もちろん、背骨を挟み肩甲骨が安定します。その先で、腕も安定力が必要になります。

モビリティ(動きやすさ)

 宙に浮く(床と水平に伸ばした側の)腿の付根(股関節)がキック動作(屈曲と伸展)をします。その動きに合わせ、足首の曲げ伸ばし動作(底屈と背屈)を行います。動くのは腿と足首だけです。体幹の安定力がないと、骨盤や胴体が脚の動きにつられて一緒に動いてしまいます。どうしてもつられて動いてしまう場合は、腿の動きを小さくしたり、足首の動きをやめシンプルな腿の動きだけで練習する方法がおすすめです。

シーケンス(連続動作)

 スタートポジションに入るまでに、じゅうぶんに腿の付根(股関節)の柔軟性や耐久力を養うエクササイズを行ってから取組みましょう。おすすめのエクササイズは、サイド系のエクササイズ「サイド・レッグ・リフト」「サイド・キック」などです。また側屈系「サイド・ベンド」や、ツイスト系「スパイン・ツイスト」などで、じゅうぶん脊柱を動かしてスタビライザー(安定筋)を準備してから行うと、安全で効果的なエクササイズになります。動きの要素を分析し体現練習したのちフロー(動きの要素を連動)する方法がおすすめです。何かにチャレンジしたい方におすすめの、爽快なエクササイズです☆



<プロフィール>

原田 真実 (はらだ まみ)

2003 STOTT PILATES mat & reformer 取得
2009 STOTT PILATES full certificate 取得
2010 Pilates art Studio 天満橋オープン
2015 ラウンドフラット&ナチュラルStudioオープンスタッフ

Mind & Bodyエクササイズピラティスと出会い、心身共に大きな変化を体感しました。
できることや、考える事がとてもポジティブになり、家族や友人や仲間との絆が深まりました。
ピラティスエクササイズをMy life の軸とし、ライフワークバランス、QOL(生活の質)、社会貢献など精力的に取組んでいきます。


パーソナルスタジオ「アニマルピラティス教室

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