今週の窓

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第34回 スポーツと治療 「ピークを整える」

 12月に入り寒さも増してきました。本格的な冬の到来ですね。
 私は現在愛知県名古屋市に来ております。
 とあるチームに帯同し、全日本インカレと言う大きな大会に臨んでおります。
 事前合宿から本大会と、優勝と言う目標の為に、コンディションを整えております。今回はスポーツ現場におけるピークを整えるというお話です
 
 皆さんはピリオダーゼ―ションと言う言葉をご存知ですか?
 
 ピリオダーゼ―ションとは、
 目的とするトレーニング(練習)効果を獲得するために、トレーニング(練習)計画を目的別に「期分け」し、各期に応じて、トレーニング(練習)量、強度、種類を変化させることを言います。
 
 長期的マクロサイクル(1年間)からメゾサイクル(数週間から数か月間)、ミクロサイクル(通常1週間)に分けられ、1日、半日と練習メニュー、トレーニングメニューが計画されます。
 
 練習、運動強度、量、テクニックを時期により操作し、オーバートレーニングの防止、準備期、第一移行期、第二移行期、試合期など各期に分けてパフォーマンスを最適化します。
 
 人間がストレスを受けた反応は一般的適応症候群といい、大きく3つに分かれます。
 ①警告段階期
 人間が新規またはより強いストレスを経験した際、最初の反応。この時期に選手は強い筋肉痛を引き起こしたり、筋が硬くなり、パフォーマンスは一時的に低下する時期。
 ②抵抗段階期
 身体が刺激に適応し、あらに正常な機能を取り戻す時期。この時期に選手の身体では筋組織がパフォーマンスの向上に繋がる様々な生化学的、構造的、物理的調節によって適応する一方で、継続するトレーニング刺激に対する神経的適応も生じる(超回復という)
 ③疲憊段階期
 抵抗段階期やさらにストレスが長期にわたって継続すると疲憊期に入る。再び警告段階期と同じような症状(疲労、筋肉痛)、ストレスに対する適応能力が損失される。その結果オーバートレーニングとなったり、自律神経傷害(睡眠不足など)を引き起こすことがある。
 
 回復とストレスのバランスを整え、練習効果、トレーニング効果を上げて行き、競技パフォーマンスの向上、大切な試合に向けてピークを整えていくわけです。
 
 勝負の1日の為に1年間準備して臨む。
 
 そこに熱きドラマが生まれる。
 
 スポーツの醍醐味ですね。
 
 日常の中でもストレスバランスと回復はとても重要です。
 
 日々のコンディションを計画をもって良いサイクルを作ってみましょう。


<プロフィール>

長谷川 賢宏 (はせがわ たかひろ)

柔道整復師
了徳寺学園医療専門学校卒業
21歳の時にこの道を志し、師と仰ぐ先生に出会いトレーナーの一歩を踏み出す。
フリーランスでスポーツクラブパーソナルトレーナー、サッカー、バスケットボールチームのフィジカル・コンディショニングコーチを行ないながら、スポーツトレーナーとしての経験を積む。医療資格取得後、鍼灸接骨院運営、スポーツトレーナー派遣を行っている有限会社ケッズグループに入社、現在は代表取締役として、選手、患者様のサポート、後任の指導、育成に力を注いでいる。

主な経歴
2012ロンドンオリンピック ビーチバレー男子日本代表チーム トレーナー
2015ユニバーシアード光州大会 バレーボール男子日本代表チーム トレーナー
日本オリンピック委員会(JOC)強化スタッフ(医・科学サポートスタッフ)
その他、高校、大学など育成年代のサッカー、バレーボール、バスケットボールチームのサポートを行う


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