今週の窓

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第27回 ロコモ 「物忘れが気になる方へ・・・デュアルタスク(マルチタスク)」

 皆さんこんにちは、ロコモ担当のたかぎです。

 ここ数年でデュアルタスクという言葉がメディアに取り上げられるのを、しばしば見かけるようになりました。
 日常生活において、複数の課題(タスク)に対し、同時に行うことです。


 例1・・・ボケ防止にいいのでは?と昔から言われている「料理」がそうです。

 今ある食材から作れるものを考え、野菜を洗い、肉を炒め、魚を焼き、火加減を見ながら味を調え、空き時間に洗いものまで・・・さまざまなことを考えながら行動しています。

 しかも、なんとなくごく普通に。


 例2・・・「スポーツ、特に球技」もデュアルタスクですね。

 サッカー選手はドリブルしながら、風向きを気にしたり、敵の動き、味方の位置を確認し、次の動作を自然に選択します。

 それなら、私もよくやってるわ「テレビ見ながらおせんべい食べるとか・・・」
 「居酒屋でビール飲みながら上司の愚痴を言うとか・・・」
 それはちょっと意味が違う。

 「運動しながら、頭を使う」という同時進行動作が大変脳に効果があるのです。

 アメリカで「BDNF」~Brain derived neurotrophic factor・・・脳由来神経栄養因子~についての発表がありました。

 歩くような動作で筋肉を使うと、肝臓から成長ホルモンが分泌されます。
 それと同時にさらに頭を使うと「BDNF」という物質(タンパク質)が分泌されるのです。

 脳神経細胞は、使えば使っただけご褒美に栄養が行き渡り、神経分布が進むということ。
 年を取ると脳神経細胞は減る一方だと思い込んでいましたから、これはとてもうれしい発見ですね。

 そこでロコモ対策トレーニング研究所で考え出したデュアルタスクが、「脳トレ+歩行=脳トレウォーキング」です。

 ただボーっと散歩するのではなく、
 ①パートナーと会話をしながら
 ②しりとりをしながら
 ③季節の変わり目を感じつつ川柳でも作りながら歩くのです。
 (たかぎのおかんは、エアロバイクこぎながら川柳のネタを考えるようです)

 うちのおばあちゃんちょっとボケ始めてるんだけど・・・足元ふらつくから外を歩かせるの危ないなぁ・・・という場合、室内でも大丈夫です。
 イスに座って足踏みをしても、運動効率は散歩と大きく変わらないことがわかっています。
 各自治体の運動教室でも、ステップ台を上り下りさせながら脳トレ同様のことをやっていたりします。

 もうご存知でデュアルタスク運動を実施しておられる方もいらっしゃるでしょう。
 ユニークなテーマ、面白いトレーニングがありましたら、ぜひメールで投稿ください。

 〇〇市の健康体操講座で行っているデュアルタスクは「〇〇〇・・・」、デイケア〇〇ではこんなテーマでやっています!など紹介いたします。

 今回は話が長くなるのでここまで。
 次回の11月18日(金)にカンタンで効果的なデュアルタスク(脳トレウォーキング)を数多くご紹介します。



<プロフィール>

高城 力也 (たかぎ りきや)

島根県生まれの宮城県育ち、中京大学卒 東京でビジネスを学び、2002年に愛知で治療院を独立開業。
藤ヶ丘つぼハウス和」代表 整体師 レッドコードトレーナー
2013年よりリハビリ特化型デイサービスで介護認定を受けられた方へトレーニングを指導する。
将来少しでも介護保険を使わなくてもいい社会を目指して、ロコモ対策トレーニング研究所を立ち上げ、体験型講演会や執筆などで啓蒙普及活動も行う。
趣味は株式投資、オープンウォータースイム、バイヤー活動
将来の目標は世界最高齢のレッドコードトレーナー(武井壮さんのような身体能力を維持したい)


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