今週の窓

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第10回 鍼灸 「鍼のもたらす効果」

 今回は【鍼のもたらす効果】についてお話していきます。
 なぜ鍼をすることにより、痛みや筋肉のコリが緩和するのか、不思議に思ったことはありませんか、、、?
 鍼をすることで、生体にはいろいろな反応が起こっています。
 中国では数千年来、鍼治療は鎮痛を起こす一つの手段として利用されています。
 鎮痛効果があることから、中国全土で鍼麻酔を手術で用いていました。(現在は西洋医学的麻酔法に替わっている)

 鍼を体に刺すことで、体内で痛みを緩和させるホルモン(モルヒネ様物質)が分泌されたり、痛みを脳へ伝える神経をブロックすることで痛みの緩和に繋がります。
 モルヒネと聞くと、副作用が強いのではないか?と思う方も多くいらっしゃると思いますが、ご自身の体内で分泌しているホルモンですので、一切副作用はありません。

 体内には神経が全身に張り巡らされており、痛みが出ている周囲を鍼で刺激すると痛覚ではない、触覚や圧覚と言った神経が刺激され痛みが緩和します。
 脛(スネ)や足の指をぶつけた際、無意識にぶつけた部分をさすったりしていませんか?痛いと言う感覚を、触っている・押しているという感覚でごまかしているのです。

 筋肉のコリがある部分には、血液(栄養)がいきわたらず、人によっては年々コリがひどくなる方もいます。
 血液がいきわたらないのですから、コリが慢性化し、いつしかコリがあって当たり前の生活になってしまいます。
 鍼で筋肉を刺激することで、血液やリンパの流れが良くなりコリが緩和します。

 WHOで多くの疾患で有効性があると認定されています。
 鍼には多くの可能性が秘められていると感じます!

 女性が喜ぶ美容にも期待できますよ!
 それは後日お話いたします!


<プロフィール>

神長 紗希 (かみなが さき)

高校卒業後、都内の専門学校へ入学し、柔道整復師、はり師、きゅう師、美容師の資格を取得。
鍼灸接骨院に就職したのち、フリーに転向し、プロアスリートや国民的アイドルグループのトレーナー活動を行う。
現在は茨城県ではり・きゅう接骨院 こもれび、ビューティーサロン pole*poleを開業。
【生涯健康で美しくいられる身体づくりをサポート】をモットーに日々治療にあたっている。

趣味はスノーボードとサッカー観戦
柔道3段で得意技は背負い投げ


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