ボンジョルノ。ローマもすっかり夏です。……多分。
新連載コラム『“筋”曜どうでしょう』です。どこかで見かけたようなタイトルですが、もじゃもじゃ頭の人気俳優さんが、ぶっつけ本番な旅をするとかじゃありません。
でも大泉洋さんて(あ、言っちゃった:笑)、いい俳優さんですよね。バラエティもいけるけど、その気になれば大河ドラマで、ちょっとカッコいいとこ見せちゃったりもして。おんなじようにトボけたキャラのうちの筋次郎も、きっと憧れてるんじゃないでしょうか。
……あ、でも筋次郎、もじゃもじゃどころか髪の毛ないや。
髪の毛はさておき、この『“筋”曜どうでしょう』では、世界の筋トレ動画をご紹介しつつ、それぞれのエクササイズに関するあんな話やこんなウンチクも、ちょっとだけお話させて頂きます。本家のあのバラエティ番組を見習って、ローカルなはずが口コミで大人気、ついでに筋次郎も大泉さんばりに全国区に……という、多裂筋よりもささやかな(←どんな例えだ)野望を腹の底、いや、骨盤の底に隠しつつ(?)お送りしていきますので、どうぞよろしく。
では、さっそく参りましょう。『“筋”曜どうでしょう』、記念すべき第1回目は、こちらの動画!
そう、誰もが知っている「スクワット」です。
“キング・オブ・エクササイズ”の異名を持ち、様々なバリエーションも生み出している王道中の王道エクササイズが、このスクワット。まさに連載第1回目に相応しいんじゃないでしょうか。
それはさておき、フロントにスプリット、オーバーヘッドにブルガリアンetc,etc……と本当に多彩な兄弟種目のあるスクワットですが、今回は基本となる「バックスクワット」です。バーベルを首の後ろにかついでやる、普通のアレですね。
細かい注意点はたくさんありますが、抑えておきたい基本は、次のとおり。
・チェストアップ=胸を張り、背中を丸めないこと
・足幅は、肩幅よりちょっと広いくらい
・爪先と膝を、まっすぐ~やや外向きにそろえて、決して内股にしないこと
・膝を爪先より前に出さないように
動画のお姉さんのように、椅子やベンチにお尻が触れるようにしてフォームを固めるのもオススメです。くれぐれも、お姉さんに見とれてスクワットのことを忘れないように。……私も最初は見ましたけど。
何はともあれ、ネット上の筋肉関連動画をご紹介するこの『“筋”曜どうでしょう』、これからもこんな感じでお届けしていく予定です。次回も乞うご期待。チャオ。
キング・カズ選手も偉大ですが、「キング・オブ・エクササイズ」の異名をとるスクワットもまた、偉大です。もはや人類の必修科目といっても過言ではありません。美しいフォームを身につけましょう!
強化部位:
大腿四頭筋(大腿直筋、外側広筋、中間広筋、内側広筋)、大殿筋、脊柱起立筋群(腸肋筋、最長筋、棘筋)を中心とした下半身全体
<プロフィール>
伊藤謙治(いとう けんじ)
F Fintess Support(www.f-fit.net/)代表。
トレーニングコーチとして現場指導に当たる他、専門誌ライターとしても活動中。CSCS,JATI-ATI。