今週の窓

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第37回 ロコモ 「長谷川式やってみました!」

 皆さんこんにちは、ロコモ担当のたかぎです。

 たかぎ「先日、長谷川式やってきたんですよ!」

 すると、それを聞いた方は・・・

 「長谷川式って何?」とか、「公文式みたいなもの?」、「長谷川先生の勉強会か何か?」というような反応です。

 長谷川式とは、「認知症」を判別する簡易知能評価法のことです。医療、福祉業界の方ならやったことはなくても、聞いたことぐらいはあると思います。グループホームにお勤めの方なら・・・日常茶飯事のことかも。

 ちなみにたかぎは30点満点の30点でした。
 しかし、満点だったにもかかわらず・・・何ともほっとしていいのか?正直危なかったです。


 ここ数年高齢者の事故が多発していますよね。
 アクセルとブレーキを踏み間違えて店舗に突っ込んだり、高速道路を逆走したり、大きな事故になった場合だけニュースになっていますが、小さな事故は毎日どこかで必ず起きています。

 1)内臓脂肪たっぷりメタボと、
 2)足腰弱ったロコモ、
 そこにさらに加わること
 3)認知症。

 この3つが一緒に手を繋いでやって来ることを後期高齢者の方たちは恐れています。
 ガンでも骨粗鬆症でも認知症でも10年くらいかけて徐々に進んできますから、実際は50代くらいから気にかけなければなりません。

 今回は認知症の初期段階にあたる初期認知障害(MCI)をいち早く発見し、早期治療を行って欲しいという啓蒙普及活動としてテーマに挙げました。
 まずは自ら45歳の年齢で「長谷川式」を介護支援専門員(ケアマネジャー)さんにやっていただきました。(体験談だと他人に話す時、説得力が増しますからね)


 その長谷川式とやらはココをクリック
 (認知症ねっと=https://info.ninchisho.net/check)
 これは1人ではやれませんので、プリントした紙をパートナーに渡してやってみてください。(ご両親、祖父祖母にやってあげる場合は、脳の健康チェックと表現するといいですね)
 若い方でも、意外とうっかりするとミスが・・・冗談抜きで若年性アルツハイマー型認知症が見つかるかもしれません。

 皆さんは記憶力に自信はありますか?
 物忘れが気になっていませんか?
 ただの物忘れか? それとも初期認知障害か? 長谷川式で判かるかもしれません。

 矛盾してますが長谷川式は認知症を決定付けるものではなく、あくまで「目安」です。
 医療機関のCT、MRIの画像で脳の委縮が見られて、正式に認知症と診断されます。
 ですから、物忘れ外来に「行かせた方がいい?まだ大丈夫?」と悩んでいるご家族がいらっしゃいましたら「長谷川式」をひとつの目安としてやってみてください。


 近未来のシニア向け合コン会場の現場では・・・

 自己紹介で「私の長谷川式スコアは30点です!」と自己アピールすると、周りから「おおおおお!」、「〇〇さんは安心ね~」と歓声が上がる世の中かも?

 またはハローワークでシニア求人に応募する際は「長谷川式」が必須だったりして・・・
 (認知症を予防するのに役立つとされるのが、前回のコラムで紹介したデュアルタスクというわけです)



<プロフィール>

高城 力也 (たかぎ りきや)

島根県生まれの宮城県育ち、中京大学卒 東京でビジネスを学び、2002年に愛知で治療院を独立開業。
藤ヶ丘つぼハウス和」代表 整体師 レッドコードトレーナー
2013年よりリハビリ特化型デイサービスで介護認定を受けられた方へトレーニングを指導する。
将来少しでも介護保険を使わなくてもいい社会を目指して、ロコモ対策トレーニング研究所を立ち上げ、体験型講演会や執筆などで啓蒙普及活動も行う。
趣味は株式投資、オープンウォータースイム、バイヤー活動
将来の目標は世界最高齢のレッドコードトレーナー(武井壮さんのような身体能力を維持したい)


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